ウォーターシネマダイアログ

 

国分寺上映会@おたカフェ(4月3日・4日)&カフェスロー(4月3日)

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水の学校とは

 

コンセプト

「お鷹の道・武蔵国分寺周辺地域」は、多数の湧水源や名水100選にも選ばれる貴重な自然資源を有します。
また、1200年前の史跡発掘・調査が進行中で歴史資源と考古学的興味に溢れる場所です。
水の湧くところから、歴史、自然、水、地質学等各分野の情報が湧き出す、そんな場をつくっていきます。

どんな学校?

水の学校@おたカフェ
さまざまな分野の専門家をお招きし、「水」を切り口にお鷹の道や史跡、国分寺崖線に絡めた話を伺います。大きな講演会のように、ただ聞くだけではありません。最大でも30名程度と、少人数制なので、講師との距離が近く質問や意見も随時しやすいような雰囲気の中で、 ライブ感のある対話型のセッションです。
 
また、事前に講師に対しての質問や要望を皆さんから預かり、事務局から投げかけておきます。セッションの中では「応答タイム」を儲け、問題・課題の解決に挑みます。口を開かずに帰ったら勿体無い。そんな 参加型の学校を目指します。 さらには、別途開催予定の交流会など、地域を担う皆さん同士が仲良くなり 触発され、地域活動に還元されていけば、と考えています。
 
ゆくゆくは 水を守る、環境を守る、という高いモチベーションを持つ方々を中心に、 プロジェクトチーム「ミズモリダン」を結成。 小さな渦を大きな渦へ。歴史と自然を、皆で支える街へ。
 
 

水の学校年間スケジュールと講師陣紹介

【第1回・・・12月20日】

内容:水神について、1200年前の歴史について、深大寺活性化の仕掛け、行く年来る年のお話など

講師:水神を奉る深大寺住職 張堂完俊氏

張堂完俊氏
天台宗深大寺(調布市)の第八十八世住職。昭和四十二年から四十年余りにわたって深大寺に勤務。谷玄昭前住職の右腕として寺の運営を支えた。そば好きとしても知られ、「深大寺そばをつくる会」会長となって門前に賑わいをもたらした。深大寺は天平五年(七三三)の開創。はじめ法相宗だったが、平安時代に天台宗に改宗して以来、東国第一の密教道場として隆盛を誇ってきた。
【第2回・・・1月10日】

内容:1200年前の歴史、明治大正昭和の歴史、各時代における崖線と水と人の営みについて

講師:建築史家・建築探偵家・建築家 藤森照信氏

藤森照信氏
東京大学生産技術研究所教授。建築史研究の主なテーマは、日本の明治以後の西洋館をはじめとする近代建築。仲間と東京建築探偵団を結成し、東京中の忘れられ埋もれた西洋館の発掘を進めた。『建築探偵の冒険 東京篇』(筑摩書房)。又、似たような関心を持つ赤瀬川原平、南伸坊らと知り合い、路上観察学会を発足。建築家としての代表作に《タンポポ・ハウス》《秋野不矩美術館》

講師:国分寺の古代文化、史跡の専門家 福田信夫氏

福田信夫氏
国分寺市教育委員会ふるさと文化財課長。埋蔵文化財保護行政、国指定史跡武蔵国分寺跡の保存整備に携わる。主な著作に「武蔵国分寺と古代道路」『古代文化』第49巻第8号、「武蔵国分寺の規模」『考古学ジャーナル』第364号、「武蔵国分寺七重塔と史跡整備計画について」『武蔵野』第81巻第1号がある。著書に『鎮護国家の大伽藍・武蔵国分寺』(新泉社)
【第3回・・・2月21日】

内容:水みちについて、水を守る活動について、水を汚染することによる環境経済学など

講師:建築家「水系デザイン」 神谷博氏

神谷博氏
(株)設計計画水系デザイン研究所主宰。法政大学兼任講師。「水系デザイン」を設計思想とする建築家。野川の湧水保全運動に携わり、その後湧水の先の地下水を調べる水みち研究会の活動を始める。多摩川の河川整備計画づくり、多摩川源流の再生活動にも携わる。水みち研究会代表、東京都野川流域連絡会座長。代表作に《環境共生住宅ルミナス武蔵小金井》《早川町野鳥公園》

講師:環境経済 除本理史氏

除本理史氏
東京経済大学経済学部教授。日本環境会議常務理事。日本環境学会幹事、編集委員。環境経済学・環境政策論を専攻。主な研究テーマは、環境被害救済をめぐる費用負担、環境再生のまちづくり、など。著書に『環境被害の責任と費用負担』(有斐閣)、『環境再生のまちづくり』(共編著、ミネルヴァ書房)など。
【第4回・・・3月21日】

内容:水にまつわる先端技術、水による環境アートなど

講師:環境・科学の仕掛人 赤池学氏

赤池学氏
ユニバーサルデザイン総合研究所所長。武蔵野美術大学非常勤講師。愛地球博ではトヨタ館を始め5つのパビリオンをプロデュース。「生命地域主義」「千年持続学」を提唱し、地方自治体の産業創出プロジェクトや、地域の産業技術、人材、地域資源による「ものづくり」プロジェクトを多く手がける。ユニバーサルデザインに基づく製品開発、地域開発も手掛ける。著書に『ものづくりの方舟』(講談社)他
【第5回・・・4月18日】

内容:崖線における緑、植生、土地利用について、国分寺の崖線上、下における農業史についてなど

講師:造園家「景観の生態学」 亀山章氏

亀山章氏
東京農工大学名誉教授、NPO法人地域自然情報ネットワーク理事長。造園学・景観生態学専攻。都市と農村における公園や緑地のあり方、国立公園などの自然風景地における自然の保護と利用の問題などに幅広く取り組む。著書に『生態工学』(朝倉書店)、『街路樹の緑化工』『自然再生―生態工学的アプローチ』(ソフトサイエンス社)他多数。

講師:民族植物学専門家 木俣美樹男氏

木俣美樹男氏
東京学芸大学環境教育実践施設施設長。民族植物学、環境教育学の教授。インド亜大陸、中央アジアなどでの学術調査に従事している。植物と人々の博物館研究員、多摩川源流研究所特別研究員である。NPO自然文化誌研究会運営委員や森とむらの会等の理事も務める。著書に、『雑穀の自然史』(北海道大学図書刊行会)、『持続可能な社会のための環境学習』(培風館)
【第6回・・・5月16日】

内容:冒険家の立場から、小説家の立場から、国分寺に住んでいた立場から水を語る

講師:小説家 椎名誠氏

椎名誠氏
1944年東京生まれ。流通業界誌「ストアーズレポート」編集長を経て、現在は作家、「本の雑誌」編集長、映画監督など幅広い分野で活躍。大いなる好奇心と冒険心を持ち、旅など様々な体験を通して感じたことを活字、映像等多ジャンルで伝える表現者。徳島で「川の学校」の講師も務めた。著書に『さらば国分寺書店のオババ』『哀愁の町に霧が降るのだ』(新潮文庫)など多数。
【第7回・・・6月6日】

内容:水の社会トレンド、水源を守る世界の活動、ロハスな水について

講師:時代の先駆者 小黒一三氏

小黒一三氏
1950年東京生まれ。(株)マガジンハウス在籍中、雑誌『ブルータス』『ガリバー』の編集を担当。退職後トド・プレス設立。ケニアに自らが手がけたアフリカ人アーティストの名を冠したホテルをオープン。テレビでは『ワーズワースの庭』、出版物では『中田語録』の編集など、各分野で数多くのプロジェクトに関与。世界初の環境ファッションマガジン「ソトコト」を発刊し自らが編集長を務める。
【第8回・・・6月20日】

内容:雨の利用について、アジアを救う水資源としての雨

講師:雨水利用の第一人者 村瀬誠氏

村瀬誠氏
東邦大学薬学部客員教授、京都大学非常勤講師。薬学博士、元墨田区職員。雨水の活用を訴え、国内外で「雨水博士」として知られる。NPO法人「雨水市民の会」事務局長を務め、バングラディッシュで安全な飲み水を確保する活動などを展開。「流せば洪水、溜めれば資源」というシンプルな発想に基づき、世界の都市の水危機を解決するために雨水利用の推進に取り組む。
【第9回・・・7月18日】

内容:エクセルギーの概念と環境エネルギーを活かした建築、水循環のまちづくりについてなど

講師:建築家、エクセルギーハウス設計者 黒岩哲彦氏

黒岩哲彦氏
㈱アルキテクタ主宰。予てから雨や風、温度など様々な「身近な資源性」を活かした建物作りに取り組む。近年はその集大成とも言える、環境を救う建築である『エクセルギーハウス』の設計に力を注ぐ。家庭の台所排水を浄化するエクセルギービオトープも実施。代表作に《雲場亭》《涼の家》《エクセルギーハウスシリーズ》。共著に『雨の建築学』『雨の建築術』(建築学会)

講師:地域おこし、町づくりの活動家 土肥英生氏

土肥英生氏
財団法人都市防災研究所主任研究員、NPO法人日本都市計画家協会事務局長を務め、NPO法人グリーンネックレス代表理事。地域おこし、まちづくり、都市防災などの分野で、地域とともに活動を実践。雨水をテーマにすることもあり、誰にでも身近で取り入れやすい提案・実践を行う(雨の学校、雨水自動灌水プランター、小金井工業高校での雨水発電、等)
【第10回・・・8月22日】

内容:美味しい水について、水と健康について、サントリーの取り組みなど

講師:「水と生きる」サントリー  水科学研究所所長 芦刈 俊彦氏

芦刈 俊彦氏
水科学研究所、商品開発研究所における「水のスペシャリスト」。「水科学研究所」は、2003年、製品の基本となる水について短期の商品開発からより中長期的なテーマまで専門的に研究する部署として発足。水がもつ機能やおいしさについての科学的な研究、水に関する情報の集約と発信、安全な水を長期的・安定的に提供するための調査など、多岐にわたる活動を展開している。
【第11回・・・9月19日】

内容:先住民族と水について、民族の祭りや風習と水について

講師:先住民族サポーター 寺地五一氏

寺地五一氏
「先住民族の自立を支援する会」世話役。元東京経済大学専任講師。首都圏アイヌをテーマにしたドキュメンタリー映画「TOKYO アイヌ」映像製作委員会の一員。訳書に、フィリップ・K・ディック『去年を待ちながら』(創元推理文庫)、ジョエル・マコーワー『ウッドストック』(新宿書房)などがある。

 

2010年3月1日現在のスケジュールです。
空き枠がある場合はビジターコース枠を募集することがありますので、詳しくは水の学校にお問い合わせください。
LinkIcon 『水の学校』公式サイト