< 森の種シネマダイアログ『幸せの経済学』上映会 >
ローカレーゼーションでい!
-ご報告-
カレー美味しかったァァァ。
企画のあとに食べ物にありつけるのはなんともありがたい。
しかもドリンクは持ち寄りでアフターのダイアログタイムをしたからついついグビりました。
『カレーを食べながら地域を考えるローカレーゼーションでぃ!』
なんてオヤジギャグな企画に来て頂いた皆さまには恐縮でございます。
さて、今回は配給元よりメッセージボード記入の依頼がありました。
【 お題目 】
映画「幸せの経済学」のテーマに沿って、「あなたにとっての幸せとは?」
というわけで、カレー食べて、アルコールも楽しみつつお題目に沿ってダイアログタイム!
意見を求められると『シーーーン』となりがちですが、
お酒のチカラで和やかに色々な意見が出てきました。
お金に関すること、生きることそれ自体や、充実感・満足感、時間に関することや、ヒラメキや発想について、自分自身の存在意義、信念、それに伴う安堵感や信頼関係、絶望からの脱却、自尊心や喜怒哀楽を受け入れられるということなど、聞いていて『なるほどなァ』ということがたくさんありました。
そして、みなでたどりついた納得の答え。
『肯定できること』
マイナスの感情や出来事、現実、そうした辛いことがあるからこそ幸せを再確認できたりする。喜び・怒り・哀しみ・楽しさといった感情があるからこそ、その感情はより一層深まりもする。ローカリゼーションに関して言うと、大企業のよさとわるさがあるから生まれる気づきもある。善し悪しの判断は、白黒明確なものではなく、自分の置かれた環境の中で、ときにバランスを変えることで、今という時代を生きやすくしていける。
今回の上映会は、古民家の一室で限られたイスと座布団で鑑賞した。イスはバラバラ、床に座っている人は前の人の頭が邪魔だったりする。3~4ヶ月の赤ちゃんもいた。上映中、グズったりしたら集中して観れないことだってある。映画を観るなら広いふかふかのシートに座って優れたサウンドシステムに囲まれた方がいいに決まっている。
それでも終始和やかムードだった。
それはみんながちょっとずつ我慢してくれたお蔭かもしれない。
グローバル化された社会は便利で快適で効率を追及している。
一方のローカリゼーションの中では、
ちょっと不便で、ちょっと不快で、ちょっと非効率かもしれない。
けど、ちょっとの我慢から充たされる何かがあるように思う。
その何かが幸せの種になる。
そう考えると、抜群の設備が整う映画館と古民家での鑑賞会は、
グローバリゼーションとローカリゼーションにそのまま例えられるような気がした。