『地球交響曲』シリーズ龍村監督 国分寺 にやってくる!!

『地球交響曲第一番』 (1992年)

<small>(C)Jin Tatsumura Office, Inc. </small>GAIAガイアとは、ギリシア神話に登場する地球の女神、いわば「地母神」のことです。このドキュメンタリー映画は、あたかも、ガイアが奏でるシンフォニー(=交響曲)のように、それぞれに独立した主題をもった楽章が重なり合って、全体として地球という大きなハーモニーを奏でています。
この映画は、メッセージ性の強いドキュメンタリー映画ですが、つねに、「地球の中の私、私の中の地球」(この言葉は、1992年ブラジルで開かれた「環境と開発に関する国連会議」の提案書に使われてました)という、とても大事なテーマが語られています。

それぞれの楽章は、世界各地の、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、日本での取材を行ない、「今」を語るに相応しい人々6人に登場していただいています。それぞれの分野で、大きな仕事を成し遂げた人物が、自らの体験をふまえてメッセージを送ってくれました。

もし、母なる星地球(ガイア)が本当に生きている一つの生命体である、とするなら、我々人類は、その”心”、すなわち”想像力”を担っている存在なのかもしれません。我々人類は、その”想像力”に依って科学技術を生み出し、地球の環境を大きく変えて来ました。現代の地球の環境問題は、良い意味でも、悪い意味でも、人類の”想像力”の産物だ、といえるのです。だとすれば、危機が叫ばれるこの地球(ガイア)の未来も又、人類の”想像力”すなわち”心”の在り方に依って決まってくるのではないでしょうか。
この映画は、21世紀の到来を前に、地球(ガイア)の未来にとって、極めて示唆的なメッセージをもつ世界の6人の人々のオムニバス映画です。登場人物はいずれも、現代の常識を越えた事を成し遂げた人、あるいは体験した人達です。

今生きている我々ひとりひとりが、”心”にどんな未来を描くかに依って、現実の地球(ガイア)の未来が決まってくる。映画「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」が、全ての人々の”心”のための元気薬になれば、と願っています。

出演
ラインホルト・メスナー/ダフニー・シェルドリック/野澤 重雄/エンヤ/鶴岡 真弓/
ラッセル・シュワイカート

声の出演
蟇目 良(ラインホルト・メスナー)/湯川れい子(ダフニー・シェルドリック)
龍村 仁(ラッセル・シュワイカート)

ナレーター:木内みどり/榎木孝明
監督:龍村 仁

( ※ 龍村 仁 監督『地球交響曲』公式サイトより)



ひと言

映画(シネマダイアログ)を通じて支援活動ができないだろうか、という想いから5月14日より『地球交響曲』全作品の上映会を行いました(支援金シネマダイアログ)7作品7日間、のべ1,045名の方にお越しいただき、支援金は488,775円集まりました。個人のできることからでも『微力をつなげて大きな力に』というテーマをカタチにすることができたように思います。ボランティアスタッフや告知にご協力して頂いた関係者各位、本当にありがとうございました。その後たくさんのアンケートや感想を頂きましたが、その中に『監督の話を聞いてみたい』という声がありました。国分寺に監督をお呼びすることができるだろうか、、、そんな想いから始まった企画です。貴重な機会になると思いますので、みなさまのご参加お待ちしております。

山本コヲジ

『地球交響曲』
(ガイアシンフォニー)とは

イギリスの生物物理学者ジェームズ・ラブロック博士の唱えるガイア理論、「地球はそれ自体がひとつの生命体である」という考え方に基づき、龍村仁監督によって制作されたオムニバスのドキュメンタリー映画シリーズです。

美しい映像と音楽、珠玉のことばの数々によって織り成されるドキュメンタリー映画『地球交響曲』は、環境問題や人間の精神性に深い関心を寄せる人たちのバイブル的存在となっており、1992年公開の「地球交響曲第一番」から2010年公開の最新作「第七番」まで、草の根の自主上映を中心とした上映活動だけで、これまでに延べ、240万人に上る観客を動員、その数は今なおとどまることなく、かつてないロングランヒット作となっています。

『地球交響曲』作品紹介