この活動は、とても循環的です。
1年、2年、3年、、、と続けていくと、作品が増えていき、子供映画祭だってできるようになります。
10年、20年、30年、、、続けていくと、地域のフリーコンテンツが蓄積され、その土地が持つ映像財産になっていきます。
9/17(月)14:00-16:00@Lホールでは、ぶんぶんウォークの連続シンポジウム 「スロー都市をめざして ~映像に見る国分寺の今と昔~」にて、映画史研究家の 牧野守さんをゲストにむかえます。牧野さんが国分寺市政20周年を記念して制作した「国分寺紹介映像」を上映します。それは20年前の国分寺の街並みが確認できる貴重な動画ですが、同様に、いまから撮られていく記録映像も、時を経て、いつか価値ある地域の財産となっていくことでしょう。
また、以前、プログラム実施過程を見ていた協力スタッフにも、このノウハウが伝わっていき、映像制作に関わるある程度の指導ができるようになっていったそうです。井手さんは、「地域に教える人が増えたり、土地に住む映像作家や、編集技術のある人たちが関わることで、その地域の人たちでこの活動やプログラムが循環していったらいい。」と話します。
わくわく映像塾では、子供たちは自分がどんなことを考えているのか、自分自身について知ることとなります。
また、地域に関わる撮影の際には、自分がどんなまちに住んでいるのかを知ることになります。
同世代で動画の文通のようなことが可能になると、まちの風景や、ことば、イントネーションなど、様々な違いがあることに気づくでしょう。
となりのまちにも行ったことない子が、地域を超えて、メッセージを伝えあったとき、その誰かに会いに行きたくなるかもしれません。その子が育った土地に興味を持つかもしれません。大きくなった時、そこへ旅するかもしれません。
映像を通じたコミュニケーションの先には、他の地域への興味の種が蒔かれていくという面もあり、大きなつながりへの第一歩になります。
ロゴには子どもたちが、それぞれの場所で、色々なものを見て、話し合って、映像を撮っていくことが、わくわくモクモクも入道雲の膨らみとして、虹(個性)がそれらをつなげているイメージで作られています。また、雲は、クラウドの先(データの保存先)に作品や個性がひとつの共同体となっていることも表しています。
(Designed Yashio Yonekura)
地域活動や教育に関わる方、新たな取り組みを考えている方へ、こんな多面的な要素のある、子供たちの映像制作プログラムを、あなたの街でも始めてみませんか。